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坂の上の雲を! ――――――――――― by 紋起さん
☆ 負けないために:賛否意見(2) ――――――――― 2006/12/18
┌──────────「リー将軍さん」―――― 2006/11/14

また久しぶりに、マトモな意見がこの板に登場した感があります。やはり「待
てば海路の日よりあり」ですね。貴方にとってはご迷惑かも知れませんが、私
にとっては久しぶりに堪能してロムさして頂きました名レスだったと思ってお
ります。問題人からの評価、どうか悪しからずお見逃し下さいませ。(笑)

バッサバッサと、この板の偏見意見を小気味のいいぐらい斬りまくっておられ
ます。けれど、論の本質は少しも外れてはおりません、「お見事!」の拍手レ
スです。今後も、ドンドンとよい意見をこの板に送ってください。そして、こ
の板と同じく頑迷者の多いチャンネル桜への参加も心がけてください・・・。

>>◆【自虐史観は日本の発展に役立たないものだと断言できる、その一方、皇
軍賛美史観も同罪だと言える。日本軍は立派だとか、良く戦っただとかの評価
は、敗戦の再生産しかしない。再び負けるシステムや考えや行動を誉め称えて
日本の将来をどうしようと言うのであろうか】<<

その通りの第一です。日本は、先の大東亜戦争の総括ができていない・・そう
・・頑迷者には、この「できていない」の意味がよく分かっていないのです。
「総括することが自虐史観に繋がる」と錯覚しておられるのです・・今の、核
論議まかりならんと同じ論理に繋がっています。・・そう、日本は今、サヨク
とウヨクが表裏一体で同じ所をグルグルと回っている妙な現象をおこしている
のです。(笑)

>>◆【大東亜戦争は義戦だと書かれている。本当だろうか。開戦の詔に「東亜
の諸国を欧米の植民地からの開放をする」などという言葉はない】<<

その通りの第二です。義戦・聖戦・正当防衛で誤魔化していては、戦争の総括
と反省はできません。あの時代は帝国主義の余燼が残っていた。日本国の国威
発揚のために大陸進出を行なった。ただ、最終ランナーだったために、出だし
の遅れを無理に取り戻そうとし為、スタミナを考えずに無理に飛ばし過ぎた。

だが、帝国主義の残り火の中、無理にレースに参加したことが国家運営のため
に妥当であったかどうか?の問題と、義戦・聖戦・正当防衛とを別に仕切り、
あの大戦の総括をしなくちゃならんところ・・この総括することが、即「それ
は自虐史観だ!」と葬り去られたために、二つの問題論議がゴチャ混ぜとなり
反省と愛国が相反するものになったと私考えまする。(涙)

>>◆【日本が、占領後は独立から遠ざかったという評価もあるように、東亜諸
国を欧米の植民地から開放するという行動は乏しい。もし義戦なら、日本が欧
米を駆逐解放した時点で大東亜会議を行っているはずであり、敗戦濃厚な昭和
18年11月に開くはずがない】<<

その通りの第三です。出発の、国威発揚(当時の列強国際社会では暗黙の了解
事)を、途中の大東亜共栄圏(アジア解放)に移動させたは、当時の日本国政策
キャッチフレーズ、この割り切りの2本立興行は、どちらが真実であろうか?

・・この戦争総括をすべきところ、大東亜共栄圏アジア解放の一本立興行とし
たために、国内では理解されるが国外では理解させない矛盾が生じていること
に気がついていないだけのことなのです。

>>◆【ただ、狡さのない国で罠に嵌[はま]っていったという形で開戦に追い込
まれたのだと思う。勿論、自存自衛の戦争であったのは正しいが、避け得ない
戦争であったとは思えない】<<

その通りの第四です。ポーツマス条約と日韓併合(国際社会列強諸国の承認)で
留まったとしても、ソ連の南下は、満鉄の放棄に繋がったかもしれぬが、大日
本帝国の国土はいささかも侵食を受けない可能性もあった・・・ということに
思いをいたすことができないのです。日本帝国が滅亡したとの妄想をかき立た
せたいのかもしれませんね、「満州を先に奪わねば国が滅んでいた」とね。

よろしいですか・・・旅順要塞は板垣将軍でも石原閣下でも、どちらでも結構
・・・ここに篭城し、攻めかかるソ連軍を旅順港より金剛・比叡クラスの戦艦
の30センチ艦砲弾で、十分203高地越しにソ連軍部隊に雨霰の如く撃ち込
めば、旅順は陥落したでしょうか?

凍結した鴨緑江を渡河した(ソ連の)T−30戦車の大群さえ、地の利を得れば
十分に戦える。大興安嶺をノコノコと越えて、外モンゴル国境のノモンハンま
で出かけたから、補給・兵担が途切れて戦力集中ができず、これを待ち構えた
ソ連の戦車師団にヤラれた。北鮮の地ならば、ノモンハンの空戦で勝利したゼ
ロ戦がいる。これに護衛された日本軽爆撃機にてソ連戦車群は大被害ですよ。

第一に、朝鮮に入ったら、当時(昭和16年)でも日本は空母は2隻ぐらいは保
有していただろう、、ウラジオストックや北棒太を、艦載機によって猛爆撃す
ることは必須であったろう。第一に、日露戦争に負け、日本軍脅威論に固まる
用心深いソ連軍が、満州を席捲し、一気にこんな南まで出てくる筈がない・・
常識で考えれば分かることである。

例え、仮に、張作霖の満州、日本にとっては美味しいご馳走が、ソ連の軍門に
下ったとしても・・・いいさ・アメリカとイギリスがそのソ連と戦ってくれる
からね。米・英と共同して満州の中立政権の復興作戦やればよろしい。ソ連の
脅威さえ駆逐すれば、緩衝地の満州を挟み日本の帝土は守られるは明白、どこ
に日本防衛の生命線破壊に繋がるのか、いささか論理が飛躍しておるのではご
ざらぬかな?

>>◆【 大東亜戦争を語る時に、とんでもない話がなされることがある。大東
亜戦争は負けるのが分っていながら開戦した、これは特攻と同じだと幾人もが
書いておられる。戦争は外交の延長であるといわれるが、負けると分ってやる
戦争の目的は一体何だったのだろう】<<

その通りの第五です。これでは戦争の総括はできない。勝つ心算でやったのは
当たり前である。負けるつもりなら、どうして北京郊外の盧構橋まで兵備を進
めていたのですかな? 守るつもりなら、長城を盾に蒋介石軍の北上作戦を防
げばよろしい。

太平洋戦争もそうですや。山本五十六連合艦隊長官の申す通り、艦隊が暴れま
くってるうちに勝って停戦する甘い算段だったのではないでしょうか? 軍人
さんは、最初から負けると分かった戦争はいたしません。

>>◆【国の戦争で、敗者は財を奪われ、人は奴隷とされるのが古来からの慣わ
しであった。今の日本がまさしくその形で、アメリカの属国である】<<

その通りの第六である。ライスは先日来日し、日本の核武装はまかりならんと
ぬかした。日本はアメリカの核の傘の中にある属国である。――――自国武装
は宗主国への反逆である。たとえ中国、北鮮の核攻撃の危険あろうとも、自主
防衛・自主独立は許すことはできない、、駄目なものは駄目である、、。

それは、アメリカ兵士の血を犠牲に勝ちとった戦勝国の特権である・・・これ
がアメリカの本意である。戦争の総括ができていないと、ブッシュ=小泉同盟
アーミテージ=岡崎同盟に繋がり、アメリカ守護神論にも進み、日本軍による
竹島奪回作戦にアメリカ(軍)の支援あり、とのムシのよい甘っタレ錯覚論へも
繋がってきます。

>>◆【傑作なのは、以前談話室に投稿されたもので、吉田首相を恨むというも
のだった。アメリカにコテンパンに負けて占領されたためにそうせざるを得な
かったのが根本原因なのに、敗戦を招いた軍事行動は一切非難せず、その後の
処置を非難することは、まさしく倒錯そのもあろう】<<

その通りの第七である。同じく、この板での、旧日本軍の大陸進出に反対した
幣原外相の和平路線を「結局日本を敗戦に導いたのは、その軟弱たる理想主義
であり、逆説論で、戦争を拡大させたのは当時の国際政治に無知であった幣原
外交である」との、世にも奇妙奇手烈なる噴飯論を唱える御方がおられる。

ーーーまさしく倒錯そのものであろう・・そう・・この倒錯の意味は極々当然
の反論であろう。この意味が分からぬのは、戦争の総括ができていないからで
あろう。

>>◆【また、戦後の日本を悪し様に言い、戦前を美化する論調もこの談話室に
多いが、これとても別の意味で「自虐」以外の何者でもない。徹底的な敗戦に
正面から対峙できない精神の弱さが、そういう倒錯や自虐を作り出している。
自虐史観の裏返しの皇軍賛美は止めたほうがよい。それは、再びの敗戦を招く
だけである】<<

その通りの第八である。あの徹底的な敗戦という意義に拘[こだわ]り「あれは
無条件降伏ではなく、和平の停戦である。だから敗戦といわずに終戦という」
ーーーというこの論理である。こんな空威張りをしても、痩我慢をしても、自
ら慰めても空しいと思わないところに、皇軍賛美派の戦争の総括ができていな
いところがあるのだ。

>>◆【もう一つの論調が、コミンテルンやFDR=米ルーズベルト大統領)ら
の謀略説である。いずれも史実として実在している部分もあるだろうが、謀略
に嵌[は]められたから日本は無罪、とする論は百害あって一利なしだ】<<

その通りの第九である。例えこの説が本当だとしても、スターリンやFDRの
何の罪にも当らない。彼等は国家の命運をかけて戦争をしてる。戦争に入れば
謀略や陰謀や権謀術策は当たり前のことである。日本の近衛首相の秘書部にゾ
ルゲ網を送ったは、コミンテルンのお手柄であり、近衛公のマヌケだけであろ
う。ーーーこの外交戦で、日本被害説は成立しない。

>>◆【盧溝橋事件からの戦線拡大についても、相手が発砲してきたからなどの
挑発で戦争が拡大していくのは、あってはならないことである。なぜなら戦争
には目的があり、その目的を獲得したら終るもので、感情による戦であっては
ならない。(軍に「拡大したい」魂胆があるから、挑発を理由に拡大したので
あって、相手に無理強いされたものではないのだろう】<<

その通りの第十である。最初の一発、これが「コミンテルンの謀略だった?」
とはたいした意味を持たない。戦争には目的があり、その目的に向い準備を整
える、、あの北京市外の河を対しての布陣、この情況に目を向けなければ、、
どうして日本を遠く離れた他国の首都に日本の軍隊が居たのか、という物事の
本質を見なければならない。誰が見ても、あれは日本が戦争をしに行ったので
ある。

>>◆【満州事変以降、515、226のクーデター事件による政党政治の終焉
・陸海軍大臣現役制に負[たの]む倒閣運動による軍部の意思貫徹、等々から、
政治が常に戦線拡大という既成事実の追認、に至るまでの軍部官僚の専横が続
いた果ての結果がハルノートに繋がっていったのではなかったのか】<<

その通りの第11である。ハルノートの提出場面しか論じていない。私もあの
ノートは弁解許すまじの強引極まるものであると憤慨している。だが、物事は
対比的に論じなければならない。ハルノートを突きつけねばならぬほどにルー
ズベルトを追い詰められていたとの見方も、、どちらにもその理由は五分にあ
る。だが、最初のキッカケは日本側がつくったかもしれぬ、と自己を一度振り
かえることも必要なのでは。
└────────── ┌──────────「紋起さん」―――― 2006/11/16
貴兄のご投稿は興味深く拝読しております。拙投稿に言及していただき、また 解説くださり、ありがとうございました。厚く感謝申し上げます。 └──────────                       = まだまだ続きます = ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ └→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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