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歴史から学ぶ現在 ――――――――― by kinny さん |
☆ ふたたび滅びへの道を歩むのか ――――――――― 2010/02/08
ロシア10月革命こそ、まさしく共産主義、アカの本質を示す最高の教材とい
えるであろう。
いわゆる左翼・共和派と右翼・王党派の違いなど、共和主義者と共産主義者の
間に横たわる差違に比べれば、それこそ黄河を前にした小川に過ぎない。
なぜなら、王党とは結局、広い意味に過ぎないにせよ、民衆の容認がなければ
存在しえないという点で、共和制との間に最低限の共通点を有するが、共産主
義というのはデタラメで手前勝手な「理論」「科学」を擁した官僚の共同体が
民衆をほぼ無制限に搾取できる制度だからである。
もちろん、その官僚の卑劣の度合いによって存在の限界は変わってくる。共産
主義の場合は、民衆を支配する側の人々が卑劣であれば卑劣であるほど対内的
には延命できるという、通常とは逆の特徴を有している。
結局のところ、いわゆる共和政と矛盾しない共同体指向の限界は、第一主義ま
でである。第二主義で、いわゆる欧州の社民主義はついていけなくなり、第三
主義は共産帝国の冗談になった。
様々な矛盾を内包しながらも、アメリカがもっとも純度の高い左翼主義の国で
あることの証拠はここにある。
共同体が政治に積極介入するのを運動の前提にする第二主義以降は、結局「共
同体」という名の新たな貴族を民衆に押しつけるだけの呪術なのである。
おまけに、本物の貴族と異なりその新たな貴族たちは、思い切ってハレンチな
ばかりか、とある装置を介し、自らの組下を支配する無制限の権能を有するよ
うになる。
共産呪術のひとつ「中央集権主義民主集中制」である。
この制度は読んで字のごとくに解釈することを許さない、とんだお笑い制度な
のである。=民主集中制の手続きとは、
「上級者は下級者によって選出されること」という、いわば建前があり、
「少数者は、多数者に絶対的に従うこと」
「上級者は下級者を絶対的に支配すること」
という、抱腹絶倒の欺瞞的法則が後に続く制度だ。
ーーーこの腸捻転には伏線がある。
はじめは、選挙、上級者による下級者の更迭と、下級者の活動報告義務が定め
られているだけであった。要は、党を介さずに横議をするなということで統一
的な動きをしようとしているのだ。
たとえばメンシェヴィキがはじめ革命政体の多数派を占めた際、ポリシェヴィ
キは無責任に民衆の煽動を行った。メンシェヴィキはこれを規制する目的で、
「少数派による批判は構わないが決定事項に反する煽動を行ってはならない」
旨を定めたが、
レーニンは「批判は完全に認められるべきだ」とし、「ただし行動の統一を破
る呼びかけは禁止すべきだ」と付帯した。
ポリシェヴィキによる「自分たちの批判だけは自由にしたい」という条件を整
えるための言い訳が、このレーニンの定義を生み出したのである。
このご都合主義のバカげた冗談を、今尚恥ずかしげもなく振り回している日本
共産党には憐れを催さざるをえないが、そのありがたい冗談の装飾性は、ポリ
シェヴィキによる10月革命によって決定的になった。
さきの中央集権主義民主集中制の法則を思い出していただきたい。
選挙が義務だといいながら、下は上に絶対的に従わねばならず、足並みを乱す
ことも不可だと言っているのだ。ーーーでは、クーデターによって、まず臨時
の上部組織から政権できあがっている場合はどうなのか。
この場合は、全民衆の総意に拠らない、自らのシンパのみによって構成された
下部組織をあらかじめ握った上部組織が政権の運営を開始するのである。
いきなり統制が正当化されることで始まっている以上、革命開始時点の権力の
流れが絶対化するのは、どのようなバカが考えても当たり前のことである。
気に入らないヤツは選挙までに更迭しておけば済むのだから、選挙など行う前
から結果が分かっている。このことが順繰りにくり返されることで、王朝をさ
え凌ぐバカげた無制限の権力継承が可能になるのだ。
だからポリシェヴィキは暴力革命を主張し続けたのだ。=自分たちが政権を獲
る前に自らの法則を徹底させてしまうと、まず自分たちが永遠に政権を握るこ
とができないからである。
ここで爆笑を催さない読者は、日本共産党が暴力革命を否定していることを思
い出していただきたい。彼らは民主的な選挙を通じて政権を獲得すると謳って
いる。〜〜〜これは我々にとって大変ありがたいことである。少なくとも日本
共産党によって日本が支配されることは永遠にないからである。
この、共産主義という王朝以上に民主主義が機能しない民主主義のために、世
界は阿鼻叫喚の流血劇を数限りなくくり返したが、我が国の中枢にもこれに似
た組織原理をもって余命を保つ集団がいる。
もうおわかりであろう、霞ヶ関だ。
もっとも彼らの場合は、民主集中制という絶対支配の原理を有しない。ゆえに
事実上みずからが手にしている分配権限を用いて「地元支援者の投票を通した
政治家の更迭」「各業界のコントロール」という迂遠な形で権力を継承させて
いる。
大政翼賛体制以来、政治家というピエロを、権限と法制でたくみに操りながら
ここまで余命を保ってきた組織原理の巧みさは、まさにレーニズム共産主義の
主旨である「中央集権主義」を実現したコミンテルン・尾崎秀実による工作の
浸透度合いの深刻さを示しているという他ない。
が、もし我々が賢明なら、マスコミという既得権益者による物欲しげな欺瞞を
乗り越え、本来の民主的な選択を可能にするだろう。
我々がなおも戦前のコミンテルン謹製・大政翼賛を許した当時と何ら異なると
ころがないならば、ふたたび滅びへの道を歩むだろう。
中央集権ほど日本の伝統を毀損する愚劣の制はない。
伝統とは、地域に根ざしたものだ。かけがえのない日本の伝統を、かくも悪し
き共産主義の先兵たる霞ヶ関にむざむざ破壊させるなど、あってはならないこ
とである。
バ官僚に告ぐ。
各地を歩いてみよ。
誰のお供でもなく、誰をも供につけず、何者でもない一人としてその目で地方
の伝統を見、人々の性質を確かめてみよ。その上で、どのように日本の伝統と
こころが継承されてきたか、想像してみよ。
お前たちの指向が、どれほど日本のこころと、日本の伝統を害し、踏みにじっ
ているか、どれほど日本という国を、低成長の、面白くもない国にしているか
をしっかりと自覚し、
その罪の重さ、取り返しの付かない失政のほどに心の底より恥じ入るがいい。
それでなお気付かないなら、お前は感受性の欠落した、まさに能わざる者だ。
とっとと官を去れ。
= この稿おわり =
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┃●┃ 読後アンケートの結果。
┗━┛ ◇ 同意 ------------------------------------------------ 32人 (56%)
◇ どちらかというと同意 -------------------------------- 13人 (23%)
◇ どちらともいえない ---------------------------------- 5人 ( 9%)
◇ どちらかというと不同意 ------------------------------ 1人 ( 2%)
◇ 不同意 ---------------------------------------------- 6人 (11%)
┌──────────「kinny さんから」
OJIN:「この稿はコメントが少ないですね〜〜〜」
昭和史の研究者にとってはマルクス談義なんぞ序の口なんだけど、一般向けの
メルマガでは確かにちょっと敷居が高い。にしても今のヒトは、ちょっとでも
恥をかくのが死ぬほど怖いらしい。
しょうがないんだ。年寄りが少ない証拠だな。(爆) ガラクタの薄っぺらな身
体にガラスのハートが仕舞い込んである。注意しないと壊れちゃうんだ。
中央集権が共産主義の党是だってのを知らないんだよね、今の人は。民主集中
という言葉さえ知らない。ポリシェビキもメンシェビキも、何だそりゃってこ
となんだろう。
クイズチャンピオンになって官僚になるのが日本的インスタントエリートの頂
上だから、若い人の無教養を叱るより、年寄りの責任として現在の愚かな政治
を再構築するしかしょうがない。
バカな政治が半世紀も過ぎれば、日本人も日本人じゃなくなるって寸法さ。
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┃●┃ お寄せいただきましたご意見や感想。
┗━┛ ┌──────────「lenyさん」
暴力革命成功時の体制維持ってのとの対象で見ると、敗戦時の体制維持が延々
と続いている日本は、この面でも共産国家との共通項のほうが大きい事が分か
ります。
日本に必要なのは共産体制の打破なんですけどね。なんかしら、国家主義者が
単なる文化伝統回帰や反米で「保守面[づら]」するからややこしくなる。
また、民族至上主義者の多くが過去の遺産にあぐらをかくだけで、歴史・文化
への理解が左翼と同じ「現在の自分たちに都合の良い解釈」だけ。
日本が「おかみ」に頼るのが「風土」のようになったなんて、大政翼賛の配給
社会以前の歴史にありゃしないのに、どこで伝統になったんでしょ?
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┌──────────「kinny さんから」
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なんかしら、国家主義者が、単なる文化伝統回帰や反米で「保守面[づら]」す
るからややこしくなる。
また、民族至上主義者の多くが過去の遺産にあぐらをかくだけで、歴史・文化
への理解が左翼と同じ「現在の自分たちに都合の良い解釈」だけ。
└--------
おっしゃる通りだね。ここで国家主義に傾斜すると、近衛や平沼騏一郎と同じ
過ちをくり返すことになる。つまり、国家主義を偽装した共産主義への一層の
傾斜だ。
近衛上奏文は、いまでも通用する内容なのだ、という現実を、何も分かってい
ない民族主義者、国家主義者に分からせていく必要がある。
また意図なき加害者が生まれるわけだ。クソいまいましいね、聴く耳を持たな
い田悟作の無知というのは...。
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日本が「おかみ」に頼るのが「風土」のようになったなんて、大政翼賛の配給
社会以前の歴史にありゃしないのに、どこで伝統になったんでしょ?
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ド正論だ!そんなことは何千年もなかったことだ。保守が聴いて呆れるという
もんだ。それはあらゆる意味においてだ。
中華文明圏と違い、そのような民族じゃないのだ元来が。
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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